4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編7(最終)

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編6 - ta4ichi6’s diary

今回で締めます。

 

これまでで、以下の論点のうちの前者について言語化してきました。

  • どういう仕組みを作ればいいのか
  • 作った仕組みをどう行動に移すのか

今回は、後者について共有します。

自分をドライブできるツールを用意すべし。

作った仕組みをどう行動に移すのか。それはツールの活用である。根性では無理。そもそも複雑だったり、抽象度の広がりも大きいため、一つの脳で把握し続けることは難しい。よって、脳を補助してくれるツールの整備が極めて大事。そういったツールさえ用意できれば、それは大きな資産と言える。

ゴールは言語化し、日々目に入るようにする。

  • 何を達成したいか。
  • いつまで達成したいか
  • その終了条件は何か。

これを書いて日々目に入れることが大事。書いて落とすことで、意識的に捉えられるようになる。いまいち自分を奮い立たせないものなら、早々に取止めるか書き直すのがいい。ノート、付箋、デスクトップ、などなど、なんでもよい。

課題リストを使う

これ意外に効果あり。継続的に書き足していく習慣を身につけるのが大事。課題を課題として認識できるようになるのが最大の効果。「あっ、これ課題だ」と捕まえられるようになると、目標達成のとっかかりをつかめることになる。スプレッドシート形式が適している。ExcelGoogle sheet、など。

立てた計画は日々の予定に落とす

どんなにDiagnosisが優れていてよいDesignができたとしても、行動に落ちないと意味がない。長くても日次、できれば時間単位の予定にする。システム手帳だったり、Google Calendarだったり、リマインダーだったり、種類はなんでも問題はない。やるべきことが明確に表現されている状態が大事なのである。

 

こういったツールを使うことで、5-Step Processを確実に自分に定着させていくのが大事。まずは初めてみて、

  • 上手くいかないところを見つけて(Problem)、
  • 原因を探り(Diagnosis)、
  • 対策を考え(Design)、
  • 実施する(Do)。

こうすることで目指すところ(Goal)にたどり着けるはずである。

なお、5-Step Processの元のアイディアはこちらなので、詳しくはこちらも参照されたい。

それでは。

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編6

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編5 - ta4ichi6’s diary

前回の続きです。

 

さて前回までで5−Step Process のそれぞれを紹介してきました。

  1. Goals: 明確な目標を持つ
  2. Problems: 目標達成に対して立ちはだかる課題を特定する
  3. Diagnosis: 正確に課題を診断する
  4. Design: 課題を克服し目標を達成出来るような計画を立てる
  5. Do: 計画を実行する

今回は、これらのステップを実践する上でのポイントを言語化したいと思います。

ポイント

  • 上流と下流の関係を忘れない
  • 別々に取り組む

上流と下流の関係を忘れない

まず5−Step Processには上流と下流の関係があります。上から下に、Goal, Problems, Diagnosis, Design, Doです。上のものがないと、下は成り立ちません。

例えば、目的(Goal)なしに、計画を立てて実践(Desing, Do)しても、意味がないです。ただやっただけ。さらに悪いことに、人間は何かを頑張るとそれ自体に満足を覚えがちなので、GoalなきDoでも一生懸命やると、何かを達成した気分になってしまいがちです。聴衆を納得させるのがプレゼンの目的なのに、資料をきれいにすることに満足を覚えてしまう。こんなことってありませんか?

忘れがちな目的。これを見失うことなく他のStepを進めることが大事です。(見失わないようにする仕掛けについては、別エントリで紹介予定)

別々に取り組む

これら5−Step Processは、ごちゃ混ぜにせずに、別々に捉える方がよいです。

現実性(Desing, Do)を考えながら目標(Goal)を考えると、今の延長線上の目標しか考えられないでしょう。原因(Diagnosis)を考えながら課題を探していると、本当に解くべきだけど難しい課題(Problem)を無意識のうちに見なかったことにしてしまうかもしれません。

人間一つのことしか同時にはできません。ごちゃ混ぜにすると、そもそも答えを出せないか、出せても妥協案になるでしょう。

ただし、上流下流の関係はあるので、完全に切り離すのは問題です。別々に切り離して取り組み、程よいところで整合性を確認するのがよいでしょう。

 

 以上です。

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編5

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編4 - ta4ichi6’s diary

前回からの続きです。

今回は5-Step Processの5つめ、Doについてです。

 

5. Do: 計画を実行する

  • 意味は、そのまま。決めたことをやりましょうと言うこと。特に新しい点はないです。しかしだからこそ蔑ろにされているところでもあります。
  • 例えば受験勉強。解くべき問題を決めたとして、日々予定通りにやりとおせるかどうか。頭で理解するのは簡単だが、それをやり続けるのは難しいものです。
  • 一日一日において何をすべきかを知り、それを自制心をもってやり遂げる、これが大事であると言うことです。
  • ここが差がつくひとつのポイントでもあります。

Doについては以上です。

これで5-Step Processが全てそろいました。

次回は、Process全体を通じての留意点について言語化します。

 

それでは。

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編4

今回も前回の続きものです。

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編3 - ta4ichi6’s diary

 

課題とその原因を分析した後にやるべきこと、それが計画です。

 

4. Design: 課題を克服し目標を達成出来るような計画を立てる

  • 成果を出すには、アクションプランに落とし込むことが必要。いくら考えても実現できなければ、成果を出すと言う観点では全く意味がないです。よって考えることで満足してしまいがちですが、行動に変化を与えたかどうか、を自問するべきでしょう。
  • 具体的であることが必要。具体的であればあるほど好ましいです。計画のよさはどれだけアクションにつながるかですので、具体的な計画のほうが行動しやすいです。「今週これをやる」よりも「何日の何時から、XXの内この部分をやる」くらいのイメージ。
  • 成果につながる計画。これは前段階のDiagnosisをどれだけ織り込めているかで決まります。せっかく問題を特定できていても、それを解決できる計画出なければ意味がありません。前のステップに戻り、矛盾が生じていないかを確認することが必要でしょう。
  • 計画が必要なのは、人間はそれがないと行動できないからです。何をいつすればいいか、スパンが長くなると人間分からなくなるので、何もしない、という結果になりがちです。ただスパンが短くなると、やばいと思い全力で取り組める確率が高まります(締め切り前夜、テスト前日、など)。詳細な計画は、いわばスパンの短い締め切りをたくさん設定することに他ならず、それだけ全力を出しやすくなるのです。

Designについてはここまで。それでは次回は5-Step Processの最後、Doについて言語化します。

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編3

今回も前回の続き物です。

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編2 - ta4ichi6’s diary

2.Problemsにて捉えた課題をどう扱うかについてです。

 

3. Diagnosis: 正確に課題を診断する

  • よくあるミスは、正確な分析や原因特定をすっ飛ばして、課題から解決策にひとっ飛びしてしまうこと。文字に起こして気づきましたが「飛ぶ」という表現が多いですね。つまり論理的なつながりがないと言うことです。
  • やるべきことは、根本原因に取り組むこと。これによってより成果に近づくことができる。
  • ここで一番難しいのは、感情のコントロール。たいていの根本原因は、自分の性質に関わるところにあります。つまり、これを認めることは、自分自身の至らなさを直で認めることになるのです。また、これが他人の場合は、他人のデリケートな領域に足を踏み入れることに変わりありません。
  • 大事なポイントは、論理的である必要がある一方で、それを貫き通すためには感情のコントロールも必要、と言う点です。

診断については以上です。

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編2

前回の続き編です。

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編1 - ta4ichi6’s diary

今回は第二のProcessである、Problemに焦点を当てたいと思います。

 

2. Problems: 目標達成に対して立ちはだかる課題を特定する

  • 目標を達成するためには、障害となる課題を特定し、確実に逃がさないことが大事。
  • 見逃さない、という意志が必要。ついつい面倒な問題には見なかったことにしたくなりがち。しかし、見逃すと、その課題があることが当たり前になってしまい、自分ではもう気づけなくなってしまうのです。結局後で大きな問題となって自分の前に再登場するものです。一番の解決策は、初めに見つけた時点で見逃さないことでしょう。
  • まずはリストアップする。課題が多いことはよくないこと、ではありません。本当はあるのにないことにしている、というのは好ましくない状況です。結局いつかは克服するべきだからです。なので、早い段階で捉えることが大事です。

今日は短いですがここまで。次回は3. Diagnosisについてです。

4倍成果の仕組みづくり:仕組み作り編1

こんにちは、今回は昨日の続き記事です。

4倍成果の仕組みづくり - ta4ichi6’s diary

 

前回で、成果を高めるにはまず仕組みから、という話をしました。

とすると次に考えるべきは、

  • どういう仕組みを作ればいいのか
  • 作った仕組みをどう行動に移すのか

の二つです。今回からは、前者について分割して言語化していきたいです。

なお、ここではRay Dalio氏による5-Step Processを参考にしています。基本的には原典の主張と同じですが、一部力点の置き方はオリジナルです。もしいいなと思ったらぜひぜひ原典もあたってみてください。

 

作るべき仕組みは5-Step Process

生産性を圧倒的に高める仕組みは、以下のステップで構成されています。このステップを順に行う事で、目指すことをより簡単に達成出来るようになるのです。ここでは、原典にならい、5-Step Processと呼ぶことにします。

  1. Goals: 明確な目標を持つ
  2. Problems: 目標達成に対して立ちはだかる課題を特定する
  3. Diagnosis: 正確に課題を診断する
  4. Design: 課題を克服し目標を達成出来るような計画を立てる
  5. Do: 計画を実行する

これらのステップは互いに関連し合っています。上から決まり、下の内容は上の内容を前提として決まります。ただ、下の内容を行う中で、上の内容が修正されることもある、という関係です。 PDCAサイクルとにていて、何度も繰り返し検討していくものです。

では一番上の、Goalから見ていきましょう。

 

1.Goals: 明確な目標を持つ

気をつけたいポイントを紹介します。

  • いい目標は、自分をドライブ出来る。やる気が溢れてくるのが、いい目標。
  • 作る、というよりは、頭にあるものを引き出す、イメージ。 自分もやりたいことは、作り出すというよりは既に頭の中にあるものです。むりやりこさえても、いい目標ではないでしょう。もし引き出す言語化がうまく自分でできないなら、誰かに相談しましょう。
  • 出来ることに基づいて設定してはならない。自分を飛躍させるようなものであるのがいいです。できることに立脚していては、新しいことはできるようになりません。
  • 絞り込みが大事。結局取り組めるのは、一つか多くて二つ。たくさんやりたいことがあって全部やろうとうると、全てが中途半端になりかねません。今一番大事なものを選び、そうでないものを後回しにする勇気のが大事です。

 

以上です。次回は、2.のProblemについて言語化したいと思います。

それでは