気軽に「はい」を連発していないか。

分かっていないのに、はい、と言っていないか。

今の仕事の同僚で気になる人がいるので、考えてみた。


腹落ちしない限り、とことん食い下がるべし。

  1. 「はい」は「理解しました、その通りにします」である。
  2. 「はい」と言ってしまうのは、議論を避けたいから。
  3. 気まずいと思っても食い下がるべし。

 

1. 「はい」は「理解しました、その通りにします」である。

返事くらいの意味で「はい」を言っていたとしても、受け取る側は違う。当然理解してくれたことのしるしとしてのはいだと受け取る。

よってこの時点で、理解してくれた人とみなされるため、理解した上での言動が今後期待されることになる。

よって「はい」と言っておきながら、実行できない場合、信頼を大きく下げる。

 

2.「はい」と言ってしまうのは、議論を避けたいから。

不用意な「はい」には色々ある。そもそも理解できない場合と、理解はできたが賛成できない場合だ。一言でいうと腹落ちできないと言うことだ。

もし「はい」以外を言ったら、議論は避けられない。そもそも「いいえ、なぜなら~~」と頭を使ってまず反論する必要がある。

人間誰しも楽したい。「はい」というほうが楽なのだ。これが、腹落ちしていなくても「はい」といってしまうメカニズムではないだろうか。

 

3. 気まずいと思っても食い下がるべし。

誘惑に屈すると、信頼低下につながる。

ここまでの分析から明白だ。「はい」は危険な言葉だと思ったほうがいい。

安易なはいは信頼低下につながる。一度下がった信頼を取り戻すのは、かなりの労力が入る。結局、はい、と言わずに議論した場合の何倍も労力がかかるだろう。

信頼を取り戻す努力 >> その場ではいと言わずに議論する労力

この関係が分かっていれば、はい、を連発することはなくなるはずだ。

 

それでは