モノポリーで学ぶ経済活動

モノポリーは好きですか。

 私は好きです。私はここ最近立て続けにプレイする機会があったのですが、すっかり楽しく長時間プレイしてしまいました。

 モノポリーとは、資本主義の下お金持ちになることを目指すボードゲームです。人生ゲームと違い、任意のタイミングで他プレーヤーと「交渉」ができる点が、このゲームを面白くしています。プレーヤーの裁量が大きいので、運よりも、交渉の腕で勝敗が大きく変わってきます。

さらに加えて、とても現実への示唆深いゲームだと個人的に思っています。と言うのも、現実の経済活動に限りなく近く、そのまま現実に当てはめられるようなことも多いです。

なので今回は、モノポリーから得られた学びを共有したいと思います。
 
※以下の記事は、ゲームルールは知っていることを前提にします。ルールはこちら参照。 モノポリー - Wikipedia
 
では、見ていきましょう。 

 

1. そもそも投資しないと勝てない

これが大原則。資本主義ですから。
現金をもっていても、増えやしない。リスクをとって投資し、当たった場合にのみ、大きな富が得られる。
 

2. 集中投資が鉄則

集中が基本。たくさんの土地に手を出していいのは、お金持ちだけ。一気に勝ちに行くなら、借金(抵当)してでも大きく投資するべし。

 

3. 大局を決めるのは交渉。

自分に有利、かつ、相手に不利、な交渉を一度決めれば一気に勝敗が決まる。
なお現実世界では、100ドルで家を建てると決めても、完成が遅延したり追加コストがかかることもあるため、ここへの対処も考える必要がある。現実は交渉以外でも差がつくことがあるということ。
 

4. 土地相場は空気が作る。

理論上は、ファイナンスの考え方よろしく、交換による期待収益額から経済価値を導くことは可能だ。起こる事象やその確率もほぼモデル化できる。
ただ、土壇場の交渉でそこまで計算できる人はいない(事前に準備している人は別)。
よって相場は空気感で決まってしまう。 
だからこそ、自分なりの尺度を持っている人、空気感を動かせる話術を持つ人、は強い。
 

5. 交渉を決めるのは、相手のメリットと、根拠。

「ボードウォークを○○ドルでどう?」
という話をいきなりしても、相手も困ってしまう。
「ボードウォークを○○ドルでどう?この○○ドルがあれば、ホテルが作れて、一気に勝つ確率が上がる(メリット)。ちなみに、○○ドルと言うのは、ホテルを建てるために必要なお金に少し色をつけての値付け(根拠)」
これなら話が始まりやすい。 
 

6. いろんな人がいる。

銀行をやりたがる
考えている人とそうでない人
駒をひとつひとつ進める人と、計算して飛ばして進める人
などなど。
 
 
・・・と言うところでしょうか。
またやる機会があれば、追記するかもしれません。
 
それでは。